4月と9月に思うこと
4月を迎え、多くの学校で新学期が始まりました。子ども達はテレビでアナウンサ―が言うように、希望に胸を膨らませているのでしょうか。
実は私は子どもの頃、この“新学期”がとても苦手でした。新しい仲間、新しい教室、新しい先生、その他の新しい諸々に、とてもドキドキして、緊張していたのを覚えています。普段よりも神経もエネルギーも使っていたと思います。新学期には、よくお腹が痛くなっていましたっけ。
今でも、四月の風の匂いをかぐと、あの頃の張りつめた気持ちがふっとよみがえります。懐かしさと、少し胸がきゅっとするような感覚です。
子ども達は無邪気に笑っているように見えても、いつも通りにふるまっていても、心の内は、健気なほどにがんばっていたり、緊張に耐えているのかもしれません。4月と9月には特にこんなことを考えます、そんなに無理しなくても大丈夫、ゆっくり慣れたらいいんだよ、そう言ってあげられたらなあと思うのです。
私はよくお子さん達に話します。「大人も新学期はドキドキするんだよ。実は、大人も月曜日の朝は、つらいんだよね」と。 がんばれるのは素晴らしいことです。でも、大人でも子どもでも、どうしてもがんばれない時もあるのです。そんな時は、あせる気持ちを少し脇に置いて、視線をほんの少し変えてみると良いかもしれません。そこに思いがけない発見があるかもしれません。