若草幼稚園 わかくさまつり 小児はり体験会
私達:(来場の子どもさんに)ちょっとやってみませんか?
子どもさん:いや!針で刺されたら痛いから、いや!
私達:刺さないって。痛くないよ。
子どもさん:いや!絶対いや(逃げて行ってしまう)
とまあ、来場された子どもさん達とこんなやり取りを繰り返しながら始まったわかくさまつり。
「はり」と聞いて逃げ出すのは、子どもに限ったことではありません。鍼灸師は慣れっこです。
「まずはお母さん、ちょっと試してみませんか?小児はりってご存知ないでしょう?本当に痛くありませんから。」半信半疑のお母さまの腕を拝借して専用のはりで撫でると、殆どの方が
「え~!」「へえ!」「ほう!」
予想に反して全く痛くないことに驚かれるのです。
お母さんで痛くないのを確認した多くのお子さんが「やってみる!」と料金箱にお金をチャリン!小児はりが痛くないことを体感してくれた皆さんに敬意を表します。
小児はりがなぜ痛くないのか?少しお話ししますと、針は突くから痛いのです。(当り前ですよね)小児はりでは、決して針で突かないのです。逆に針を後ろに引く、つまり針先で皮膚を優しく撫でるように使います。後ろに引くときの速さや強さなどはそれぞれの方の皮膚に合わせて、心地よく感じられるよう加減します。
当日、小児はりコーナーに来て下さった皆様、どうもありがとうございました。2回も来てくれたお子さんや大人になったらこれをやってみたい!と言ってくれたお子さん(小児はり師冥利に尽きます!)小児はりの説明に熱心に耳を傾けて下さった親御さん、そして若草幼稚園の園長先生はじめ皆様、どうもありがとうございました。来年も大好きな若草幼稚園のわかくさまつりに参加させていただきたいと思います!