今月の一冊『子どもがうれしい親のひとこと』
『子どもがうれしい親のひとこと』
著者 てつ
出版社 KADOKAWA
夏休み中、親子で過ごす時間が増えた方もいらっしゃったと思います。
夏休みになると、わが子達が小さかった頃の夏休みのことをあれこれと思い出してノスタルジーに浸ってしまいます。子ども達と一緒にやった夏休みの徹夜の植物観察のこと、俳句は子どもの代わりに何首もひねりましたっけ。習い事の送迎、プール当番、ラジオ体操当番、お泊り、旅行、花火などなど。
楽しかったけれど、毎日の家事に加えて夏休み中の子どもとの時間。ほぼワンオペ育児だった私はいつもヘトヘトでした。子どもに優しく話す気持ちの余裕はなかったと反省します。
「子どもがうれしい親のひとこと」
半年ほど前に書店でこの本を見つけ、思わず手に取りました。
親が言ってしまいがちなセリフを、こんなふうに言い換えたら、子どもはうれしいですよ!と例示してくれています。
子どものご機嫌取りをするという意味ではなくて、子どもの前向きな気持ちをくじかず自己肯定感を育くむひとことです。ステキな言い換えを頭の片隅にストックしておくと、とっさの禁句はぐっと飲みこんで、よい言葉に差し変えられることもあります。
子どもに関わるすべての人におすすめの一冊です。