今月も切り貼り作家、幼なじみの望雲さんの切り貼り絵をご紹介します。

タイトルの「バウムテスト」というのは、心理検査のひとつで、A4の紙とHBのエンピツと

消しゴムを渡されて「木を一本描いてください。」とだけ指示される描画テストです。

ですが、さすがは芸術家の望雲さん、エンピツだけでは物足りず、お家に帰ってから、

切り貼り絵でリベンジ！描きたかったものを心置きなく全部切って貼ったものと見えます。

この絵をみていたら物語を作りたくなりました。

明るいお月夜の晩。

山のてっぺんの一本の魔法の木が光って、

幹をゆすって楽しそうにはしゃぎはじめました。

木に成っているのは、バナナ、なすび？りんご？？？

まるで私が心理テストを受けているみたいになってきました。

私：「木に実っているものを教えて」

望雲：「バナナ、イチジク、リンゴ、アボカド、マンゴー、ナスビ、バラの花、星のかけら。

各自が自由に想像してくれたらいいんです」

私「え、そうなの？」

芸術家の考えることは分からんなと思いながら、もう一度絵を眺めました。

「あ、鳥！」

この木のどこかに小鳥の眠る小さな巣を見付けました。

どこかわかりますか？